今回は至って真面目なお話です。英語の語法に関するものです。
アゴスのTOEFL iBT® Writing Foundationクラスのテキストに、「基礎ミスチェック」というエクササイズがあります。TOEFLライティング・セクションのIndependent Task essayで日本人受験者が犯しがちな間違いを探して訂正する、という練習問題です。以下の英文にはよくある間違いが含まれています。皆さんはどこが間違いか分かりますか?(間違いは1箇所とは限りません。)
* Several parts in my computer needs replacing.
(同クラスのマニュアルp.16より)
そうですね! 主語の核心部分がseveral partsと複数形ですから、動詞もそれに合わせてneedsではなくneedとすべきですね。これが間違いです。まずこれが分かれば初級者としては合格です。
さらに、結構英語がお出来になる方(中級者以上)も、replacingをto be replacedに訂正すべきだと主張されます。この英文が言いたいことは、「私のパソコンのいくつかの部品は、(新しいものに)交換される必要がある」という受身の意味ですから、そう考えるのもごもっともです。
しかし、to be replacedとすることも可能ではありますが、この部分はあえて訂正する必要がありません。原文のままでも正しいのです。
なぜでしょうか?
その答えは『その2』でお話しいたします。(※1週間後にアップ予定です。)