こんにちは。アゴスジャパン教務部の林です。
2023年5月31日にETSサイトにおいて、GRE® General Testが2023年9月22日より、新形式(A Shorter GRE Test)に移行することが発表になりました。
テスト内容(質問タイプ)は、基本的に同じとなり、測定されるスキル、 スコアスケールも変わりません。新たな質問タイプが発生するわけではありませんので、現行テストの対策をすることで新形式をすべてカバーできます。よって、現行テストとまったく変わらない能力測定になりますので、大きな不安はないと言ってよいでしょう。また、12か月以内に5回受験までの受験制限や21日に1回の受験制限も変わりません。
■大きな変更点は以下のとおりです。
1)テスト時間が半分に短縮されます。現行の約4 時間から 2 時間以内のテスト時間に変更になります。
2) Unscored Section(採点されないダミーセクション)がなくなります。
これにより20問題が減ります。
3) Scored Section(採点対象問題)の問題数も大幅に減少します。
Quantitative セクション :40問題(トータル70分)→ 27問題(トータル47分)
Verbal セクション: 40問題(トータル60分)→ 27問題(トータル41分)
4) Analytical Writing Sectionにおいて、これまであった“Analyze an Argument” 課題がなくなり、”Analyze an Issue” 課題のみが残ります。
5) 公式スコアを受け取るまでの期間が現行本試験受験後10〜15日から8〜10日まで短縮されます。
これらの変更により、問題変更が起こることはなく、テスト受験者は特に大きな学習戦略の変更は必要ありません。現行テストの準備を早期に開始して、準備にとりかかることをお勧め致します。新形式のプレップソフトによる模擬試験は9月にリリースされるとのことですが、能力測定には、現行のソフトで十分に対応可能です。しいて言えば、Verbalセクションなどでの単語問題と読解問題の問題数はまだわかりませんが、現行テストと同じであれば、半数ずつとなる可能性が大きいでしょう。
また、2023 年 9 月 22 日に、GRE が新形式となりますが、現行テストと新形式テストは受験できる期間が重複することはありません。新形式への受験の登録はすでに受付中とのことです。
*詳しくはETS発表のETSニュースをご覧ください。
また、この変更の詳細に関しては、以下のサイトをご覧ください。
■ETSサイトのよくある質問
さらに、ETSでは、ウェビナー シリーズ「The Shorter GRE: Your question Answered」を予定しており、直接質問したりすることが可能です。
以上となります。