このブログをお読みになっている方で、Paper-Based Test(PBT)の時代にTOEFL Testを受験された方は今ではかなり少数かもしれません。ReadingやListeningのPassageが短くて、文法(Structure)のセクションがあったことを懐かしく思い出します。その後21世紀に入りComputerーBased Test(CBT)に切り替わった時は、「時代変わったな〜」と感じながらEssay Writingでタイピング練習を頑張った方が多かったと思います。そして更に、現在のInternet-Based Test (iBT)になり、SpeakingとWritingのセクションが今の形に確立されました。「えっ、こんな大勢いる部屋の中でPCモニターに向かって喋るの!?」と無機質なSpeakingテストのスタイルに戸惑いながらも、頑張って対策をしたものです。このような変遷を経てTOEFLは正に4技能を厳しく測るアカデミック英語力テストとして確固たる地位を築いてきました。iBTという現行のフォーマットになってから17年以上が経過していますが、その間記憶に新しいところでは2019年にテスト形式に改訂があり、RーL-Sの3セクションで問題数が少なくなり、以前よりも全体として試験時間が短く、受けやすくなりました。
前置きが長くなりましたが・・・。遂にこの度、TOEFL iBT®︎ Testの試験形式が変更されるというビッグニュースが飛び込んで来ました! しかもなかなか大胆な改訂です!
主な変更はやはり試験時間の短縮です。他の試験との比較や最近のETSの動向などから、アゴス・ジャパン教務部では実はこの変化を予想していました。全体として休憩なしで2時間弱になります。
●Readingセクションは出題されるパッセージの数が減り(つまり設問数も減り)、スコアに反映されない問題はもう出なくなり、
●Listeningセクションはスコアに反映される設問数は変更なしですが、スコアに反映されない問題はもう出なくなり、
●Speakingセクションは変更なしで(2019年の段階でTaskが6→4と減らされていましたのでこれ以上の削減は必要なかったのでしょうね)、
●Writingセクションが1番の驚きです! Integrated Taskはそのままですが、何とIndependent Taskが無くなる(!)そうです。そして代わりに新規導入されるのは、 “Writing for an Academic Discussion Task”という名のWritingフォーマット。30分でEssayを書き上げていたIndependent Taskとは違って、こちらは何と10分間です。チャットメッセージを投稿するような感じで、「時代」ですね。ETS曰く、「より簡潔でより現代的なWriting Task」だそうです。
TOEFL®︎テスト日本事務局であるETS Japan合同会社からの情報公開は以下のウェブサイトからだそうです。
公開は本日の午前0時だそうですが・・・。起きてないといけませんね(笑)
アゴス・ジャパンでは、受講生が新たなフォーマットのTOEFLテストにも適応できるように勿論しっかりサポートしていきます!
(教務部)