GMAT試験の名称が変更されます

GMACより、GMAT試験の名称が変更されるとの発表がありました。

現在の“GMAT Focus Edition”という試験名は、2024年7月1日以降、“GMAT Exam”に変更されます。

今回行われる変更は、この名称変更のみです。

試験の構成、試験内容、スコアリング、その他テストの特徴に変更はありません。既存のGMAT Focus Edition公式教材も引き続き利用できますので、ご安心ください。

今年1月に「旧形式」のGMAT Examが廃止され、「新形式」GMAT Focus Editionにテストが一本化されました。このため、試験の「新旧」を区別する必要がもはやなくなり、今回の名称変更に至ったようです。

【重要】現行GMATの受験は2024年1月31日までです

現行GMATの受験は、2024年1月31日をもって終了となります。これ以降は、新形式GMAT Focus Editionしか受験できなくなりますので、ご注意ください。

GMAT Focus Editionの公式ウェブサイトが更新され、下記のように発表されました。

https://www.mba.com/exams/gmat-focus-edition/faqs

なお、すでに現行GMAT 試験を2024年2月1日以降に予約されている方は、予約日時を変更するか、現在の予約をGMAT Focus Editionに移行することができる、とのことです。

予約日時を変更する場合は、2023年10月18日までにGMAT Customer Serviceへの連絡が必要です。詳細は、以下のウェブページをご覧ください。

https://www.mba.com/exams/gmat-exam/faqs

このウェブページに記載されておりますように、10 月 18 日までに予約日時変更をリクエストしなかった場合、現行GMATの試験予約は自動的にGMAT Focus Editionに移行されるようです。

GMAT Focus Editionへの移行を希望せず、現行GMATで受験される方は、予約日時変更をお早めにお申込みください。

【速報】新形式GMATのスコアリングに関する公式発表がありました

新形式GMAT (GMAT Focus Edition) のスコアリングに関しまして、本日 (2023日5月10日) 公式発表がありました。主な内容は、以下の通りです。

  • 新形式GMATでは、トータルスコアがQuantitative Reasoning, Verbal Reasoning, Data Insightsの3セクションで構成される。トータルスコアに対する各セクションの比重は、均等に配分される。
  • 新形式GMATのトータルスコアは205~805点満点(10点刻み)である。このスコアの一桁目の数字が必ず「5」になる理由は、現行試験のトータルスコア(こちらは一桁目が「0」)との区別を容易にするため、とのこと。
  • Quantitative Reasoning, Verbal Reasoning, Data Insightsのセクションスコアは、60~90点満点(1点刻み)である。
  • 現行試験のトータルスコアと、新形式試験のトータルスコアの「スコア一致表(concordance tables)」が掲載されている。

特に目新しい情報は、最後の「スコア一致表」でしょう。詳細は、以下のリンクから公式サイトをご覧ください。

Scores (GMAT Focus Editionスコアの全体像)

Understanding Your Score (スコア一致表はこちらから)

新形式GMAT開始が、徐々に近づいていますね。今後も、新しい情報が公表されましたら、このブログで共有してまいります。

【速報】新形式GMATの予約開始日とOfficial Guide発売日が発表されました

新形式GMAT (GMAT Focus Edition) に関しまして、本日 (2023日5月3日) 以下の発表がありました。

・受験予約が8月29日に開始される

なお、受験開始は2023年10月以降です。現段階で、具体的な受験開始日は発表されていません。

・Official Guideを含む公式準備教材が6月6日に販売開始される

具体的な教材内容は、こちらのリンクからご確認ください。

新形式GMAT開始に向けたタイムラインが、少しずつ具体化されてきましたね。

今後も、新しい情報が発表されましたら、このブログで共有してまいります。

GMAT Focus Edition(新形式GMAT)

早ければ2023年10月にも開始されるGMAT Focus Edition(新形式GMAT)。このブログ記事投稿時点で判明している、現行GMATからの変更点は、以下の通りです。

受験生にとって最も気になるのは、「現行試験向けの勉強で、新形式にも対応できるのか?」という点だと思います。これについての現時点での答えは、

現行試験向けの勉強で、新形式にも対応できる

というものです。朗報ですね。

上図のとおり、新形式GMATは現行試験から科目が減るだけです。新しい問題が加わるわけではありませんので、現行試験に向けた対策は、新形式でも通用します。

試験内容の変更点をもう少し詳しく見てみましょう。まず、現行試験から新形式に切り替わる際に廃止されるのは、次の二点です。

      • AWA(作文)セクション
      • VerbalセクションのSentence Correction

いずれも大きな変更で、上図では赤色の部分にあたります。特にSentence Correctionが消える点には、驚かされた方も多いでしょう。SCが特に得意な方は、現行試験のうちに受験するのが良さそうです。

これらと並ぶ大きな変更点は、Data Insightsという新セクションの登場です。「新しい」セクションとは言っても、その中身は現行試験でも扱われているものです。

      • 現行IRセクションが、Data Insightsに名称変更
      • 現行QuantitativeセクションにあるData SufficiencyがData Insights に移動し、現行IRの内容と統合(上図水色の部分)
      • Data Insightsがトータル・スコアに合算

このように、新セクションData Insightsも、現行試験での対策がそのまま活かせます。ただし、新形式GMATではData Insightsがトータル・スコアの一部に組み込まれることから、現行IRと比べると、試験での重要度が増します。

上図のとおり、Data Insightsは現行IRに比べて問題数が多く、試験時間も長くなります。逆にQuantitativeとVerbalは、新形式への移行に伴ってそれぞれ問題数が減り、試験時間も短くなります。この点からも、試験内のData Insightsの相対的な重要度が高まると予想されます。ここから、IRが特に苦手な方は、現行試験のうちに受験することをお勧めします。

試験全体で見れば、新形式への切り替えで試験時間が2時間15分に短縮され、出題される問題数も計64問に減少します。これは、受験生にとってはありがたい変更と言えそうですね。

なお、新形式GMAT向けの公式試験準備教材は、2023年6月のリリースが予想されています。以下、現時点で公表されている今後の(大雑把な)スケジュールです。

・受験予約開始:2023年7月~9月

・試験開始:2023年10月~12月

なお、現行試験は2024年の初めまで実施が継続されることも発表されています。より詳細なタイムラインは現時点で未発表ですが、続報が入り次第、このブログでも情報発信をしてまいります。

GMAC Announces New Version of GMAT

The Graduate Management Admission Council (GMAC) has announced the release of a new version of the Graduate Management Admission Test (GMAT) later this year. The new version, which is called GMAT Focus, aims to be more efficient and streamlined than the current version, with some notable changes.

According to GMAC, GMAT Focus will be approximately an hour shorter than the current version, consisting of three 45-minute sections. While the sections will cover the same material as the current GMAT, they will be more streamlined, and test-takers can complete them in any order they prefer. Moreover, the Analytical Writing Assessment essay section, which was previously required, has been removed from GMAT Focus.

GMAT Focus is scheduled to be released later this year, while the current version of the GMAT will still be available until early 2024. GMAC promises to release more information about GMAT Focus in the future, and we will keep you informed as more information becomes available.

Overall, the introduction of GMAT Focus will provide test-takers with an opportunity to complete the test in a shorter amount of time, and potentially, with more flexibility. GMAC will also allow students to decide to send their scores after they receive them, rather than requiring them to decide before. We look forward to learning more about GMAT Focus in the coming months.

If you would like to learn more, you can read the official announcement here.