英単語学習法(その3):派生語と共に覚える! — by 加藤

これまでの記事で、私がお勧めしている英単語学習法は以下であると述べてきました:

(1)例文や用例の中で覚える (→ 連語や語のニュアンスも身に付く)
(2)強勢の位置と正しい発音を意識しながら、例文や用例を口ずさんで覚える
(3)分かる場合は語源の理解と共に覚える
(4)分かる場合は派生語と共に覚える

今回は、上記の(4)に光を当てます。

たとえば、『TOEFLテストボキャブラリー+例文3900』 (アゴス 岡田&松園著/The Japan Times社刊)のp.189に、80点突破レベルの単語として、次の項目が載っています:

「endure:(動)耐える、持ちこたえる  (名)endurance:忍耐、持続」

これだけでも、endureという動詞を、その名詞形のenduranceと一緒に覚えられて、一挙両得ですね。ですが、さらにできる方は、辞書でendureを引いてみましょう。その前後に次のような派生語が見つかるはずです:

endurable:(形)耐えられる、がまんできる
enduring:(形)忍耐強い(patient);持続する(permanent)

これらもすべてまとめて覚えてしまいましょう。endureという単語を糸口に、その3つの派生語も一緒に覚えられて、一石二鳥ならぬ「一石四鳥」です!
私の辞書には、たまたまenduringの同義語として、上記のようにpatientとpermanentも載っているので、これらも一緒に覚えると、なんと「一石六鳥」です!!

私は常日頃から、「辞書は引くものではなく、読むものである」と言っています。ある英単語の意味を調べたらすぐにとじてしまうのではなく、せっかく労力をかけて開いた辞書(電子辞書やネット辞書の場合は、検索した語句)は、そう簡単にはとじません。その語が持つ意味を隅から隅まで確認し、特に知らなかった意味についてはその例文を確認し、口ずさんで覚えます。さらにその派生語(名詞(簡単な例では、energy)の場合は、その動詞形(energize)、形容詞形(energetic)、副詞形(energetically)など)も一緒に覚えるようにします。

このようにして、貪欲に英語の語彙力増強に励んでみてはいかがでしょうか。語彙力が飛躍的に向上します!

英単語学習法(その2):語源で覚える!– by 加藤

前回の私の記事で、お勧めしている英単語学習法は以下の様に述べました:

(1)例文や用例の中で覚える (→ 連語や語のニュアンスも身に付く)
(2)強勢の位置と正しい発音を意識しながら、例文や用例を口ずさんで覚える
(3)分かる場合は語源の理解と共に覚える
(4)分かる場合は派生語と共に覚える

今回は、上記の特に(3)に光を当ててみます。
覚えようとする英単語の語源が一部でも分かれば、その単語を覚えやすく、また、忘れにくくなります。

まずは、前回も例に出した「synthesize:(動)合成する、統合する」で考えてみます。
実は、接頭辞のsyn-やsym-は、con-やco-と同じく「(2つ以上のものが)共に、同時に、一緒に」という意味を表すのです。この接頭辞を含む他の単語には、次のようなものがあります:

synchronize:(動)同時に発生する、同時性をもつ
synonym:(名)同義語、同意語
symmetry:(名)左右対称
sympathy:(名)同情、共感

これらはすべて、「2つ以上ものが一緒になる」イメージを含みますよね。
話はもどりますが、よって、synthesizeは「2つ以上のものを合成させる」イメージで覚えやすくなります。

ちなみに、皆さんの中には、シンセサイザー(synthesizer)という楽器をご存じの方もいらっしゃると思います。電子的に音響を合成する装置のことですね。

どちらにしても、英単語を覚える、そして、その意味を思い出すには、「手がかり」や「糸口」が多いに越したことはありません。ぜひ、上記に述べた方法で、英語の語彙力増強を図ってください!

「リーディング・スコアの伸び悩み」の原因とは?– by 柳澤洋美

生徒さんから、「一通り単語集の暗記はしました。英文法も復習しました。でも、TOEFLでReadingが20点(あるいはIELTSでバンド6.5)から伸び悩んでいます」…というご相談を受けます。

原因の一つとして「複雑な構文」に弱い…というのがあります。比較的簡単な英文は難なく訳せても、少し複雑な文章の意味を取るのに時間がかかってしまうのです。そして、実はそこに限って設問になっています(汗)。
これは「自分の知っているパターンの構文」が出てくれば、す~っと読めるのですが、「知らない」構文パターンが出てくると、その文章の単語が全部わかっていても理解不可能になります。

これを克服するには、「自分の知っているパターン構文」を増やしてしていくことが大切です。

たとえば
It was the news that made me happy. をどう訳しますか?


答「私をハッピーにしたのはその知らせだった。」
「it is ~ that …」の強調構文をパッと見抜けますか? it wasとthatを取ると、The news made me happy. という英文ができます。これが強調構文の見分け方です。訳すときは「(that以下)なのは、(it was以下)だ。」です。

では、このような難易度の高い構文パターンの知識をどのように増やしていけばいいのでしょうか? 

それは過去問公式問題集に出てくる文章をしっかりと読めるようにすることです。長文問題を解いてみて、ミスしたところがあったら、本文中に解答の書いてあるところを探します。そして、その場所(文章)をしっかりと訳してみましょう。その文の型(SVOC)を捉えて、分析する…そうすることで「自分の知っている構文パターン」がどんどん増えていきます。構文のインプットも高得点の秘訣です。

英単語学習法(その1):例文の中で覚える!– by 加藤

TOEFL®にしてもIELTSにしても、高スコア獲得のためには語彙力の増強が欠かせません。私が自分でも実践し、生徒さん達にもお勧めしている英単語学習法は以下です:

(1)例文や用例の中で覚える (→ 連語や語のニュアンスも身に付く)
(2)強勢の位置と正しい発音を意識しながら、例文や用例を口ずさんで覚える
(3)分かる場合は語源の理解と共に覚える
(4)分かる場合は派生語と共に覚える

今回は上記の特に(1)と(2)に光を当てます。
たとえば、『TOEFL®テストボキャブラリー+例文3900』(アゴス 岡田&松園著/The Japan Times社刊)のp. 153に、80点突破レベルの単語として、次の項目が載っています:

synthesize:(動)合成する、統合する
Scientists are trying to synthesize the two metals.
科学者たちはその2つの金属を合成しようとしている。

単純に「1語1語訳」(英単語1語につき、1つか2つの日本語の訳語)だけで暗記するとなると、「synthesize:(動)合成する、統合する」だけを見て覚えることになります。

しかし、例文を見ると「~ synthesize the two metals.(下線部は加藤)」とあります。これで、「2つ(またはそれ以上)の異なるものを合成する、合わせる」ことだと分かります。

つまり、synthesizeという単語の日本語訳だけを暗記していたのでは分からないかもしれない

(A)語の使い方(他動詞であること。連語(コロケーション)のパターン)や、
(B)より深いニュアンス、
と共に覚えることができ、
(C)実際に自分でもその単語をアウトプット(writingとspeaking)する時に、自信をもって文の中で使える(!)
ことにも繋がります。
さらに、「1語1語訳」で覚える場合よりも、

(D)その単語の意味を覚えやすく、かつ、忘れにくくなります。

英単語を例文の中で覚えると、なんと、以上(A)~(D)の利点があるのです。
是非、英単語は例文の中で口ずさんで体得するようにしましょう!

IELTSコンピューター受験版(CD-IELTS)の申し込み情報

昨日の投稿記事に追加の情報です。

※参照→https://www.agos.co.jp/blog/instructor/2020/09/04/続報;ielts-コンピューター受験版cd-ieltsの実施拡大/

英検協会・IELTS事務局から、下記の通り9〜10月の試験日程と注意事項のお知らせを頂きました。

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■ コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)お申し込み受付中! ■
日本英語検定協会では、9月より「コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)」の実施を開始しました。
ただいま、以下の日程でCD IELTSのお申し込みを受け付けております。座席数には限りがございます。お申込みはお早めに!

【9月】
* 9月23日(水)… 申込締切 2020/9/16(水) 午前9:30まで
* 9月30日(水)… 申込締切 2020/9/23(水) 午前9:30まで

【10月】
* 10月7日(水)… 申込締切 2020/9/30(水) 午前9:30まで
* 10月21日(水)… 申込締切 2020/10/14(水) 午前9:30まで
* 10月28日(水)… 申込締切 2020/10/21(水) 午前9:30まで

CD IELTSのお申し込みはこちらから
https://ieltsregistration.britishcouncil.org/test-chooser?organisation=Eiken
※CDIのお申し込みはブリティッシュカウンシルのシステムを使用しますので、英語のみの対応となります。
※また、過去に英検協会にて作成いただいたIELTS IDは使用できません。ブリティッシュカウンシルで登録されたIDは使用可能です。ブリティッシュカウンシルのIDをお持ちでない方は新規登録をお願いいたします。

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こちらの受験を予定しておられる方は、是非お早めに申し込みましょう!

(教務部)

*続報;IELTS コンピューター受験版(CD-IELTS)の実施拡大

8/21に英検協会からのお知らせについてお伝えしました。

※参照→https://www.agos.co.jp/blog/instructor/2020/08/21/ielts-コンピューター受験版cdiの実施拡大

本日、英検協会・IELTS事務局より追加のお知らせを頂きましたので本ブログでシェア致します。

ーーーーーー以下引用ーーーーーー

■ 英検協会が提供するCD IELTSのメリット ■
・アクセスの良い新宿にて、CBT試験専用施設である「新宿NSビルテストセンター」での快適な試験環境を提供*①
・国内で唯一、受験料は通常IELTSと同額の25,380円*②
試験結果が通常のIELTSよりも早い試験日から3~5日後にweb公開

■ CD IELTS実施記念のプレゼント!! ■
CD IELTSの開始を記念し、9月・10月にCD IELTSにお申し込みの方に特製IELTSフリクションペンをプレゼントいたします!
プレゼントのフリクションペンは試験当日にお渡しさせていただきます。この機会にぜひCD IELTSをご検討ください。

■ コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)とは? ■
「コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)」は、従来の紙と鉛筆で受験いただくIELTSと内容・採点基準・試験時間、検定料は変わりありませんが、ライティングとリーディング、リスニングの各セクションでコンピューターに入力いただく点が解答用紙に記述する従来のIELTSとは異なります
また、スピーキングは従来のIELTSと同様1対1の対面式で実施されます。
実施方式の好みやご都合に合わせまして、従来のIELTSでご受験いただくか、CD IELTSでご受験いただくか、ご選択いただけます。

受験エリアや開催日は今後、随時拡大していく予定です。申込期間や試験日程等の詳細につきましては、CD IELTSのウェブページをご覧ください!

CD IELTSの詳細はこちらから
https://www.eiken.or.jp/ielts/cdielts/

ーーーーーー引用以上 *(赤字強調はブログ執筆者)ーーーーーー

*①前回の記事では、受験会場は“新宿駅付近”としか述べられていませんでしたが、今回新宿NSビルテストセンターと明言されています。新宿駅から徒歩7分程度と確かにアクセスは良さそうです。

http://www.shinjuku-ns.co.jp/about/access.php

*②受験料についても書かれています。因みに、British Councilが実施するComputer-delivered IELTS(CDI)とJSAFが運営・実施する“コンピューター で受験するIELTS”は共に受験料が¥26,400ですので、確かに¥1,020程安くなっています。

(教務部)

IELTS学習法について日本英語検定協会からジョン講師がインタビューされました!

IELTS(TM)本試験の実施団体の一つである公益財団法人 日本英語検定協会より、当校講師のジョン・グラントがIELTS学習法についてインタビューを受けました。その記事が以下です:

https://www.eiken.or.jp/ielts/compilation/detail_14.html

 

(教務部)

IELTS コンピューター受験版(CD-IELTS)の実施拡大

日本英語検定協会(英検) IELTSテストセンターより、以下のお知らせを頂きました。

ーーーーーー

公益財団法人 日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルは、共同運営を行っている英語運用能力試験、IELTS(アイエルツ)について、
「コンピューターで受験するIELTS (CD IELTS)」を2020年9月上旬より、まずは東京で本格実施いたします。

CD IELTSは、従来の紙と鉛筆で受験いただくIELTSと内容・採点基準・試験時間、検定料は変わりありませんが、ライティングとリーディング、リスニングの各方式は、
コンピューターにタイプいただき、解答用紙に記述する従来のIELTSとは異なる試験です。

実施方式の好みやご都合に合わせまして、従来のIELTSでご受験いただくか、CD IELTSでご受験いただくか、ご選択いただけますので、これまで以上に利便性が高まります。
受験エリアや開催日は今後、随時拡大していく予定です。申込期間や試験日程等の詳細につきましては、確定次第ウェブサイトにて改めてご案内いたします。(8月中旬目途)

ーーーーーー

■以下、プレスリリースです。

https://www.eiken.or.jp/ielts/students_info/2020/pdf/20200806_info_CDIELTS.pdf

過去1年半程の間、東京・飯田橋のBritish Councilのみで実施されてきましたが、現時点では東京にもう1ヶ所(新宿駅近く)に会場が新たに設けられたそうです。

https://www.eiken.or.jp/ielts/cdielts/

“本格実施”かつ“今後拡大予定”とあるので、会場は増設されることと思います。

教務部

 

アゴス講師執筆のIELTS単語本がバカ売れしています!– by 教務部

アゴス講師陣が執筆・監修し、本年2月に出版した『文脈で覚えるIELTS英単語』(ジョン・グラント著。マイケル・サンダークリフ、土橋健一郎監修。DHC刊)が早くも2度目の重版となりました!

2月 第1刷 4,000部
5月 第2刷 3,000部増刷
11月 第3刷 5,000部増刷

編集担当者曰く、学習参考書としては異例の売れ行きとのことです!
また、様々な出版社のIELTSとTOEFLの単語本全体の中でも売り上げトップ3に入るとのことです。

下記のように、アマゾンのリビューでも大好評(5つ星評価が大多数!)です:
https://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%E8%84%88%E3%81%A7%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%82%8B-IELTS%E8%8B%B1%E5%8D%98%E8%AA%9E-%E3%82%A2%E3%82%B4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3/dp/4887246226/ref=sr_1_9?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=ielts&qid=1572837785&sr=8-9

まだ購入されていらっしゃらない方は是非書店でお買い求めください。

IELTS公式テストセンターGuide Bookでアゴスが特集されました!– by 教務部

IELTS公式テストセンターGuide Book((財)日本英語検定協会)に、アゴス・ジャパンが記事として取り上げられました。

https://www.eiken.or.jp/ielts/pdf/ielts_guide.pdf#search=’IELTS+%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC+Guidebook’